除湿機は、室内の除湿のための専用機です。除湿機には、除湿方法によって、コンプレッサー方式、ゼオライト(デシカント)方式、そして、ハイブリッド方式があります。
コンプレッサー方式は、エアコンと同じ除湿方式で、高温時(25度以上)での除湿力が大きいので梅雨〜夏場の使用に向いていますが、20度以下では能力が低下することから冬期間の使用には向いていません。
そして、消費電力は、ゼオライト方式の約半分位で、室温上昇も1〜2℃程度と少ないのが特徴です。しかし、コンプレッサーの作動音が大きいのが欠点でもあります。
ゼオライト(デシカント)方式は、乾燥剤のゼオライトなどをヒーターで暖めることで何度も活性化しながら使用することで、低温時でも安定した除湿力があることでコンプレッサー方式と異なり冬場でも使うことができます。
そして、コンプレッサーが無いので軽量コンパクトで静かですが、湿気を含んだゼオライトを暖めて再生するためにヒーターを使う分消費電力が大きくなり、発熱量が多いことで室温が3〜8℃程度上昇します。
ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とゼオライト方式の両方を備えることで、2方式の良いとこ取りをねらった方式です。低温時の除湿能力の低下、夏場の室温上昇を抑制しながら、効率よく除湿します。
ところで、エアコンにも除湿機能があります。エアコンの除湿運転には2通りの方式があります。どちらも冷房運転をすることで、室内機のアルミフィンの中を冷媒が流れ、フィンの温度が下がり、その部分と室内の風が接触すると空気中の水分が露となり、除湿をします。
そして、従来のエアコン機種で多いのが簡易除湿あるいはマイコン除湿といって、室内機の風量を微風にし、除湿する方式で、室温も2℃程度下がり、室温を下げすぎない範囲での除湿のため、除湿効果は限定的なものです。
最近の機種は、再熱除湿といって、除湿しながら室温を自由に設定できます。室内機は基本的には冷房ですが、室外機で放熱する熱の一部を室内機で放熱する構造で、室温を自由に設定しながら除湿が出来、湿度の設定ができるものもあり、快適な環境で、除湿できます。
したがって、最新の再熱除湿方式が採用されているエアコンならば、高い除湿効果が期待できるといえます。しかし、水分を含んだ空気は重いことから床に近い部分に多くあり、床置きして使用される除湿機の方が天井に近い場所にあるエアコンよりも除湿効率が高いといえそうです。
除湿機は、除湿で溜まったタンクの水の処理が面倒ですが、タンクが一杯になるまではひたすら除湿し続けることから、除湿を積極的にしたいとお考えの人にはおススメの製品です。
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